そんなAndroidエミュレーター環境に新たなソフトが参入してきました。
その名も「Nox App Player」です。制作者は、中華人民共和国の人みたいです。Windroyも中国人作成ですからだんだんと有益なソフトが出現する地がアメリカ中心から中国の登場となっていくのでしょうか。
必要環境
OS：Windows XP SP3/Vista/Win 7/Win 8/Win 8.1/Win10（X86/AMD両対応）日本語での紹介サイトには、上記程度しか記述がありません。
参考まで当方が動作させた環境は、以下の通りです。
OS：Windows10Pro64Bit
CPU：Core2E8400
RAM：4GB
VGA：AMD HD5670
インストール
公式サイトからexeをダウンロードしたらツンツンしてインストール開始です。
「同意」とか結構ぞんざいな日本語です。そのままインストールしても良いのですが右下の「カスタマイズ」をクリックすると下のようにインストール先とか色々設定が可能です。とりあえずデフォルトのままで大丈夫だと思います。
で、インストールをクリックするとズンドコインストールが開始されます。
途中なにかのドライバのようなもののインストールも確認されますのでインストールします。VirtualBoxとかでも同じようなものが出てきましたのでエミュレータでは、普通に必要なのでしょう。
インストールが終わるとスタートボタンが出現。
スタートボタンをクリックすると起動開始です。画面自体は、パッと出ますが各種読み込みに少々の時間がかかります。この辺りは、他のエミュレータと同じです。
起動完了。
初期状態だとタブレット仕様で起動しますので画面は、横です。アプリは、これしか初期では、無いみたいです。
GooglePlayは、初期状態で用意されています。
Androidのバージョンは、4.4.2です。
NoxAppPlayerの設定画面
設定画面は、細かい各種設定が可能です。右上のアイコンが並んでいる箇所の歯車ボタンをクリックすると設定が可能です。
通常設定
最初の設定は、アップデートの確認、PC起動時に同時に起動するか、ROOT、言語が設定できます。ROOTが標準で取得可能な設定があるので必要な人は、各種の実験が可能です。
高級設定
次の設定項目は、使用するCPUコア数やRAM容量、画面解像度等が設定可能です。
モバイル設定にすると画面が縦になります。
その他任意の解像度も設定可能です。
端末情報
次の設定項目は、端末の情報設定です。メーカー、端末名、電話番号、IMEIの設定が出来てしまいます。
ショートカット
ショートカットでは、キーボードでNoxAppPlayerを操作する為の設定が可能です。基本的に戻るボタンやHomeボタンの設定です。タブレットモードだとツールバーが出ないので最初アプリを起動した後「どうやって戻るの？」と疑問に思ってしまうと思いますがこのショートカットを見ておけば大丈夫です。とりあえず「esc」が戻るボタンという事だけは、知っておいた方が無難です。
画面設定
画面設定では、ツールバーに表示する機能の有効/無効を設定可能です。ツールバーは、縦表示にした際にウィンドウの右側に出てくるものです。
キーボード
デフォルトのキーボードは、英語になっています。他のエミュレータだと入力が出来なかったりしますが直接入力が日本語キーボード配列でできてしまいます。
アルファベット等は、問題なく入力可能です。
しかし、日本語変換使用時に通常のPCの半角/全角ボタンを押してIMEを起動しますがその状態で入力すると変換候補が画面の右下に出てきます。そして変換途中の文字が入力中のエディットに出てこないのでどこまで入力したのかわからなかったりします。
一応上の画面で右下に出ている候補から選択すると漢字の入力も可能です。とりあえず他の日本語入力に対応したAndroid用IMEアプリをインストールした方が無難化もしれません。ただ、まぁ慣れれば入力可能ですけど。
インターネットブラウザ
標準で用意されているブラウザを使用してインターネットの閲覧も可能です。上で入力した文字列で東京メトロ関連の情報がググレています。問題なく日本語扱いになっています。
GooglePlayアプリ
標準で用意されているGooglePlayは、起動するとアカウント設定画面になるので既存のアカウントなり新規取得なりをすれば拍子抜けする位問題なく動作してしまいます。
画面解像度変更
そろそろ横画面だと見づらくなってきたので縦画面に変えます。とりあえず当方のPCでは、HDで一杯一杯なのでNoxAppPlayerの設定画面で[高級設定]の[起動設定]-[モバイル]を選択して解像度760×1280を選択します。
設定を保存ボタンをクリックするとNoxの再起動が必要ということなので再起動します。するとガリガリHDDが動作して・・・あれ？再起動なのですが終了になってしまったようです。
面倒なのでデスクトップにできたアイコンをツンツンして手動再起動します。
縦画面で読み込みが始まります。
タブレットモードと異なるのは、画面が縦になるだけでは、無く右側に各種コマンドツールバーが表示されます。戻る、ホームボタンは、良いとしてスクリーンキャプチャ、動画キャプチャ（MP4）、端末ブルブル、ローカルPCのapkインストール（画面へのドロップでもファイルマネージャーからでも可能）、位置情報疑似設定等Genymotionでは、有料化されている機能が使えてしまいます。ぜ～～んぶ無料です。
動画キャプチャ等は、ちゃんと簡単な設定画面も出てきます。
右上の歯車アイコンの右のリストボタンで保存先も設定可能です。
その他マルチウィンドウ等という機能もあります。メモリが4GBでは、厳しそうなので当方は、スルーしましたが興味のある方は、どぞ。
日本語訳が「うわーマルチプレイヤーに成功」ってどういうことなのでしょう？茶目っ気？
それとゲームプレイ時に使えるのかもしれない疑似タッチとかいう機能もあります。いくつかの疑似タップができるみたいです。
カメラアプリ
標準で用意されているアプリにカメラアプリがあるのですがどういう事だろうか？と思い起動してみました。すると緑色の四角が動き回る画面になります。疑似カメラアプリという事でしょうか？GenymotionかAndyだとUSBカメラを接続するとここに画面が表示されたようなしなかったような。どうだったでしょう。まぁ、当方は、使用しないのでここまで。
アプリ、ゲーム対応度チェック
大体機能は、判ったのでゲームアプリ対応度を検証します。まずは、大人気だったらしいパズドラです。当方は、プレイしたこともしようと思った事も無いので詳しい事は、不明ですが。
インストール後起動！！あれ？画面の枠だけ10秒位でてきて消えてしまいます。
どうやらパズドラは、不正使用ができないようにエミュレータ等では、起動できないようになっているらしいです。アプリ側の問題なので良しとしましょう。
次に気を取り直して「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」
Googleの人気ゲームで紹介されていたのと文部科学大臣が発言してしまうようなものなので人気なのだろうと思い選択してみました。
で、すんなりと動作します。が、若干気になったのがこのゲームしゃべるのですけどそのセリフが気持ち割れている時があるような気のせいのような感覚です。特にこの茶髪のお姉ちゃんがセリフを言う時に割れている気がします。
次に昨今アプリ情報サイト等で良く目にする「ディズニーツムツム」です。掲示板などで「ツムツム」動く？とか記述されていてなんのこっちゃ？と思っていましたがゲームの事なのでした。
インストール後ログイン画面が出てきます。「LINEログイン」しかないのですがLineアカウントが必要という事でしょうか？とりあえずログインボタンを押してみるとやはりLineアカウントが必要なようです。
仕方なくescキーで「戻る」と「TAP TO START」に変わりましたので「なんだ、ログイン要らないのだ」と思いましたがフェイントで再度タップするとLineログイン画面になるのでした。
Lineアカウントは、持っていませんし作るのもダルイのでスルーです。
まぁ、たぶんなんとなく動作しそうですよ・・・ね。
ゲームを探すのも面倒なので昨今良く端末性能を計るのに目にするANTUTUベンチマークを動かしてみます。
何か3D計測時にこんな画面が出てきます。動作自体は、まぁまぁ滑らかに近い感じですが木が真っ黒だし角ばってますがこういうものなのでしょうか？
そして3D終了時にエラー終了みたいです。が、OKを押すと残りの計測が継続されます。
そして結果。
総合で53348です。当方のPCは、E8400、RAM4GB、VGAがHD5670なのですが・・・Xperia Z3が39000程度。Xperia Z5が60000前後なのでSO-01Hよりも駄目なPCということでしょうか。
動画再生もみないといけないのでYoutubeアプリをインストールして動画再生です。
この通り再生されています。音声も問題なく再生されます。最後まで再生してマッチ棒がどうなったか問題なく確認可能です。
最後に
後発のAndroidエミュレータだけあってなかなか良くできていると思います。Androidのバージョンが4.4.2というのが少し古いような気もしますが現状一番シェアが高いのが4.4系で5.1系が追い上げているという事なのでしばらくは、問題ないでしょう。Genymotionでは、有料な画面キャプチャ等が無料なのも良いですしメモリ使用量が大きくなりますがマルチウィンドウが使えるのも面白いです。
そして各種設定が細かくできますし良く考えてあると思います。
昨今は、どのエミュレータも起動後は、動作が軽いですが時たま引っかかる事があったりしますがNoxAppPlayerは、今のところそういった箇所を発見していません。
まだ、基本的な使用しかしていませんので今後アプリ開発実験環境にしたりその他設定をいじったりしたら問題が出てくるのかもしれませんが現状ゲームをする為の仮想環境としては、最良に近い気がします。
参照：
BigNox.com公式サイト「NoxAppPlayer」
日本語紹介サイトgooブログ「NoxAppPlayer」
→使い方等は、ここに中国人らしい日本語で頑張って書いてあります。
日本語紹介サイトwix使用「NoxAppPlayer」
0 件のコメント :
コメントを投稿