最終更新日: 2015-12-12T16:01:00Z android GooglePlay PC PCでスマホアプリ VirtualBox Windows Windroye スマホ スマホアプリ

Windroyと同じ作者のAndroidエミュレータ、Windroyeを試しました。[PCでスマホアプリ]

　PC上のWindowsネイティブソフトとして動作する事で有名になったWindroyですが1月以来更新がありません。
　OSもやや古いAndroid4.0.3ですし、前回検証したところ動作しないアプリがありましたしね。

　Windowsネイティブソフトとして動作するというコンセプトは、非常に良かったのですがその後更新されないのは色々と難しい点や煩雑な点があったのかもしれません。

Windroye発見　

と、思っていたらWindroy作者のWebサイトの上方リンク部分にWindroyeなるリンクが登場し他のサイトに行けるようになっていました。

　そのサイトには、もちろんWindroyもありますがメインは、windroyのお尻にeが追加されたWindroyeのようでPC版だけでは、なくMobile版なるものまで存在します。
　Mobile版は、「androidの上でandroid動作させて何の意味が？？？」と思いましたがどうやらそういう用途では、無くただのアプリみたいです。ゲームコンソールがどうとか書いてありますが用途が良く分かりませんので割愛します。

　PC版に戻るとこのWindroyeの特徴は、なんとWindowsネイティブソフトでは、なくなった点・・・。最大の残念な点とも申せましょうか。
　なんと、VirtualBox上で動作するエミュレーターに成り下がってしまったのです。
　VirtualBox上で動作するAndroidエミュレーターとしては、既にGenymotionというナイスなエミュレーターが存在するのでそれに後発として挑むWindroyeは、さぞ素敵な仕上がりになっているに違いないと期待が膨らみます。

早速インストールして実行

インストールは、通常のWindows用ソフトと同じです。VirtualBoxが別途必要なのでVirtualBoxが無い環境の人は、別途前もってインストールしておく必要があります。

　インストールが終わるとデスクトップにアイコンが勝手に作成されるのでそれをダブルクリックすると起動します。

　Genymotionから仮想マシンを起動した際と同じくAndroidという文字の光沢がピコピコ変化して起動中である事が解ります。
　AndroidSDKについている仮想マシン起動時のように起動が苦しそうだったり途中で息継ぎしたり止まったりという事もなく非常に滑らかに動いています。動作速度に期待が持てるのでしょうか？

　そして起動終了すると他のエミュレーターと同じくandroidOSの初期設定になります。使用する言語やWifiの設定、日時設定、Googleアカウントの設定などです。

Wifi設定は、基本的にWindroyeという項目が表示されますがここでその項目をタップして接続済みにしないと次の画面に進めません。この点以外は、特に解りづらい点は、無かった・・・・え～ともう一個PCのキーボード（ハードウェアキーボード）から直接入力が出来ないみたいです。
　しかしながらこの時点では、まだandroidのキーボード設定ができないのでソフトウェアIMEも使用できません。Googleアカウントの設定は、どうやってやるんだろうか？と思いましたがとりあえず一つ画面を戻って今は、登録しないを選択して先に進みます。新規アカウント登録も選べますが入力できないから登録無理でしょ。

　そして最後に端末自体のユーザー名の入力等も促されますが空白で進みます。入力できませんので。

　で、初期設定が終了。

　そういえば初期表示は、横画面みたいです。左下のクッパのお城みたいな凸アイコンをタップすると中国語のアプリストア見たいのが表示されるのでその画面上部の一番右にある設定を開くと解像度設定ができそうな項目がありますがグレーアウトされていて動作しません。どうやらこのバージョンでは、まだ動作できないみたいです。

AndroidOSのバージョンは、4.4.2です。

初期登録されているアプリは、どんな物があるのでしょうか？
　アプリ一覧を開くと一般的なandroid初期アプリ以外にPlayストアが最初から入っています。

Genymotionでは、初期状態では、入っていないGooglePlayが最初から入っているのは、良い傾向です。
　実際に使用できるのかチェックします。

　OSの初期設定で飛ばしたGoogleアカウントの設定が必要ですがその前にキーボードの設定をしないといけません。androidの設定から入力設定を開くとあれ？何やら初期状態では、ハードウェアキーボードが選択されているのは、良しとしてそれ以外が音声入力ってなんでよ？
　日本語IMEに切り替えて入力が可能にします。

　その後GooglePlayアプリを起動してGoogleアカウントの設定後通常のGooglePlayが開きました。

動作速度も全く問題ありません。引っかかりも無く高速動作。
　他のエミュレーターの時のようにゲームをインストールして動作確認します。
　ここで一点気になった事があります。
　先程設定した日本語IMEですがOpenWnnらしいのですけど日本語変換しようとすると候補に漢字が出てきません。
　文字入力モードを「あ」にしても駄目。

自前で「変換」をタップして変換候補を開いても漢字がいません。
　漢字が入っていないのでしょうか？
　変換しようと他の文字などを入力していると・・・imeが落ちちゃいました。


　仕方ないのでGoogle日本語入力をインストールしたところ問題なく動作します。日本語漢字変換も問題なし。
　とりあえずこれで行きます。
　で、気を取り直してゲームです。

スマホアプリ動作確認

某ゲーム紹介サイトイチオシとかなっていたのでこれをインストールしてみました。

「壮絶大海戦」という台湾では、最近人気が出てきているゲームらしいです。最近日本語化されてサービス開始したらしいのでプレイしてみることにします。
　インストール後起動すると
　Googleへの自動ログイン確認とか出てきてOKするとログインするのですがその画面がず～～～～っと表示されっぱなしになりました。
　エミュレーターだからでしょうか？

　エミュレーターの戻るボタンで戻ったところアプリのタイトル画面になったので大丈夫みたいです。本当？

Windroye自体は、横画面表示ですがゲームが縦固定だとちゃんと縦になるみたいです。

ゲームの内容としては、海戦ゲームみたいですが起動するとチュートリアルが勝手に進みます。

港湾の画面では、黒四角が表示されています。本来は、画像が表示されるようですがどうもWindroyeでは、表示できないみたいです。
　ただし、他の画面は、表示されているので描画系の何かの機能のエミュレーションがまだ十分に実装されていないのかもしれません。

とりあえずチュートリアルが終わるまで操作してみましたが音楽も問題なく流れていますし問題点は、港湾画面の黒四角だけみたいです。
　あとチャット画面を開くとかなり重いですがこれは、実機でも重いのかもしれません。
　それ以外は、快適に操作可能でした。

　次に他のゲームに行きます。
　スマホのゲームは、特に時間つぶしをするためのちょっとしたゲームが人気らしいので暇つぶしゲームの代表であるパズルを検索して一番上に出てきた「頭の体操」というアプリをインストール。

単純に色々な形のブロックを組み合わせて白い四角を作るというルールです。
・。
・・。
・・・。
・・・・。
・・・・・。

おっと意外にのめり込んでしまいました。
動作も問題ありません。
広告もしっかりと表示されています。

　次にWindroyでもBlueStacksでも表示できなかったYoutubeを試してみます。

まずは、ブラウザからYoutubeサイトを表示して適当に動画を表示してみたところ音声は、するが動画は、表示されずだったのでYoutubeアプリをインストールして実行してみました。

おっ出た！！と思ったもののたまたま何かの拍子で1フレームだけ表示されただけのようで画面は、動かず音声のみが虚しく流れます。
　本来ならおすすめに紹介されていた「巨大たこやきを作ってみた」なるバカ動画が流れる筈だったのですがその模様が表示されず実況の下手なラジオのようになっています。動画が見えている事が前提の実況ですからねぇ。
　他の動画も開いてみましたが広告が音声のみ流れて右下にスキップメニューが表示されて・・・。ダメです。

今現在どうやら動画の視聴は、無理みたいです。
音声は、流れるだけに残念です。

結論

とりあえずここまで操作して感じた事としては、動作速度に不満がないと言う点です。
　Genymotionも早いのですが偶に引っかかる事があるのですがこちらは、15分程度の操作でしたがありませんでした。
　IMEが落ちた以外は、エラーは、無かったと思います。

　という訳で意外に使えるエミュレーターのような気がします。

　で、終わると良かったのですがWindroye終了後気になったWindowsの挙動が一点。
　GoogleChrome起動してサイトを開いたらそのサイトのタブが大量生産されたり二重起動可能なソフトを起動したらバンバン重複起動してプロセス大量生産になりました。Windroye終了後5分程度なのですけどなにやら嫌な動きです。
　パケットの入出力を記録して見ましたが特におかしな物は、飛んでいなかったのでウィルスとか悪意のある機能という訳では、無いのでしょうが気になります。
　プログラムでWinAPIのフック機能等を使用した後に適切に解放がされていないと同じような挙動になったような気がするのでその影響と考えたいですがどうでしょう。
　Windroyeのバージョン2.5.4とか結構高いのにそんなバグが残っているのでしょうか？

　謎。
　
参照：
WindroyとWindroyの公式サイト